ろくでもない日々

ろくでもない日々を書き綴る

時代に取り残されし古のHARD RENAISSANCEオタクの戯言

この記事は期限設けないと書けない人のための Advent Calendar 2021 10日目の記事です。 

初めての方ははじめまして。
2回目以降の方はまた会いましたね。
69 de 74って書いてロクデナシって読ませるお兄さんです。
誰が何と言おうとお兄さんです。青カビと同い年だし。
性懲りもなく2回目の記事を執筆させて頂く運びになりました。 

~~~~~~~~~~~~~~~~目次~~~~~~~~~~~~~~~~

 

・お前誰


前回を参照してくれと言いたい所ですが、
(HARD含む)RENAISSANCE系統の楽曲の好きが高じた結果、
後述するElemental Creationで解釈違いを起こしてしまい、
自ら曲を作るに至った狂人(くるんちゅ)です。 
具体的にはこんなんです。



・この記事は何が言いたいの

2008~2012年近辺のHARD RENAISSANCEの記憶の追体験をするだけのオタクが、
自分の考えを徒然なるままにべらべら喋り尽くすだけですので、
右から左へ受け流す感じで聞き流しておいてください。
ちなみに自分自身は19 Lincleやjubeat copiousから始めた程度の新参であり、
15 DJTであったりjubeat ripples APPENDをリアタイで追っていた訳ではないので悪しからず。
無理だと思ったらブラウザバックかAlt+F4で。

 

・そもそもHARD RENAISSANCEってなんだよ

滅茶苦茶ざっくり説明すると、
・基本170~195BPM付近
厨二病っぽい、切ない、オサレ、キザい感じの所謂「音ゲーコア」。
 音楽の分かるオタク達に更に詳しく説明すると456進行だけではなく、
 ベースの流れを4→5→5#→6にしたり、236みたいな動きも使うぞ!
・上記の中でも特にピアノシンセリードによるキャッチーで激しいメロディが特徴的。
 特にシンセリードにポルタメントを掛けているのが特徴(音同士の移動が滑らかになる)。
・クラッシュシンバルやリバースキック、
 キックロールによる「キメのリズム」の味付けがかなり強い。

こういった感じでしょうか。

更に詳しく説明すると、dj takaの数ある名義のうちの「D.J.Amuro」名義における、
RENAISSANCEというストリングスとピアノを主体とする悲壮感をメインに押し出す系統のジャンルに対して、
HARDCOREないしはTRANCECORE的なアプローチを掛けたジャンル、
それこそがHARD RENAISSANCEではないかと個人的には解釈しております。 
その結果、上記の特徴を得るに至ったと考えています。
また、更に前にはBloody Tears(IIDX EDITION)などといった楽曲もありますが、
ジャンルとしての形式を確立させた楽曲としてAnisakisを選ばさせておりますことをご了承下さい。

また、個人的には「音ゲーコア」を自称するのはなんだか格好がつかないなあ、とは思うのですが、
そもそも「音ゲーコア」という呼び方が流行り始めたのは2015年以降であり、(Twitter検索より)
これらの楽曲群がリリースされた2008~2012年は単純に「いつものヨシタカ」みたいな感じで言われていたので、
なんだかんだジャンル名を付ける事はリスナーに対して楽曲の方向性を示すうえでは重要だと思っています。


閑話休題。百聞は一見に如かず、以下の動画をご覧下さい。

何となく伝わったでしょうか。ぶっちゃけて言うと、
DJ YOSHITAKAが2008~2012年辺りまで作っていたHARD RENAISSANCEを冠する楽曲
ないしはそれらの雰囲気をリスペクトした作品群のことです。

もしかしたらこの記事をご覧になっている方々の中には、
在りし日のニコニコ動画とかで音MADなんかの媒体で上記の楽曲群を目にしては、
狂ったように同動画群を視聴していた、なんて方もいると私は信じています。いてくれ。

それはそれとして、上記の特徴を踏まえたうえで以下の動画をご覧下さい。 

・これは……











こ 










これは 

 









エレクリだーーー!!!!!(チャーーラーラーrーtrwrgwウィmrgtzbダツツダツツダツツダツツダツダツデツツデツツデツツデツツ 

 










あれ?なんか違くね?と思ったそこの貴方。
大丈夫。その考えは多分間違ってません。

個人的に思うに
BPMが最大でも195のところ212とかなり速い
・ピアノやストリングスといったRENAISSANCEを彷彿とさせる成分が薄い(ない)
・シンセリードの打ち込みにポルタメント(音程を滑らかに動かすやつ)が入ってない

などといった上記の特徴により、RENAISSANCEを源流とする、
楽曲をRENAISSANCEたらしめる要素が薄く感じられてしまうのではと考えています。
どちらかというとTRANCECOREやHARDCOREを早回ししたみたいな雰囲気に近いかと。

ラーメンで例えると家系ラーメンを食べに来たはずが二郎系を出されて、
「あれ……?思ったのと違うヤンケ……?」ってなる感覚に近いかもしれません。
同じラーメンでもこの2つは似て非なるモノですからね。
同様に、同じ豚骨ラーメンでも博多ラーメンとかは細麺なので、
一緒くたにしたが最後、福岡在住の方々からはコラ~!殺すぞ~!
とのお声が上がっても何ら不思議ではありません。

あとはBMSですと、以下の楽曲が個人的に雰囲気が近いかな?という感じで

以下の楽曲はJ-COREの方がノリが近いのでは?と思います。

そもそもJ-COREの定義ってなんだよみたいな素人質問が飛んできそうなので答えておくと、
音数が多くて日本人が作ったっぽい感じのコード進行を包括する……
というか日本人的センスで作られたハードコアらしいです。広義では。BREAKCOREぐらい定義広いなオイ

前者の楽曲は明確に雰囲気がひたすらにダークで陰鬱なのに対して、
後者の楽曲はエモエモアゲアゲブチアゲヨッシャー!ぐらいの陽キャがありますよね(?)
個人的にはYOSHITAKA系HARD RENAISSANCEはエモい方向性ではなく、
クサオサレキザカッコいい系だと思っているので別物なんじゃないかなーとか思ったり。
その点で言うと以下の楽曲は3拍子ながらもHARD RENAISSANCEに近いと思っています。



・でもそれってあなたの感想ですよね

そうだよ。

ちなみに上記で挙げた拙作「5億円が欲しいRENAISSANCE」で意図的にパロらせて頂いた部分としては、
全体的なシンセフレーズ:Anisakis
キックロール・サビ入り:Evans
イントロの雰囲気等:ALBIDA
ギター・最後のピアノのグリッサンドJOMANDA
イントロ終わり際:終焔のClaudia

となっております。Bメロのシンセリードやブレイクのピアノフレーズは完全に俺だー!感が出てるし、
終焔のClaudiaはYOSHITAKAじゃなくて二代目朱雀(DJ TOTTO)だけどまあええやろ……って感じです。

 

・おわりに

多分一周回って作られなさそうジャンルなので好き勝手こんな記事を書き散らかしたり、
または楽曲を作らせて頂いていますが、
DTMを嗜んでいる方でメロセンスに自信がある人は一度でもいいので作ってみて下さい。
割と変な音作りとかは必要なく、メロディメイカーの方々であれば作りやすいと思います。
(実際Supersawをデチューンしてポルタメントを掛けると"あのシンセリード"が出来ます。)

そんな感じです。では。